「あなたのため」ってホント?|打算と信用の狭間でビジネスを楽しむ方法

あなたのためってホント?
みどり

今回のブログはちょっと意外に思われるかもしれません。

この「リードミの商売道徳ブログ」では、頑張っている方が詐欺師まがいの人から搾取されないよう、“純粋な努力が報われる世の中に。”という理念のもと、正しい情報と見極めの視点を発信してきました。

今回のブログは、一見すると「信じてみる」とか「相手の裏を読むことを手放す」というこれまでと違った内容があるからです。ただし、最後までお読みいただければ、これもまた「正しく見極める」ための一つの視点であることをご理解いただけるはずです。

また、戦略や交渉のビジネスシーンを想定しているため、通常使用している「商売」ではなく「ビジネス」という言葉も多く登場しています。

「見極める力」にまだ自信のない方は、安易に受け入れず慎重に判断してくださいね。


目次

これって打算?

「あなたの事を考えて」とか「あなたのためを思って」と、心地いい言葉に対し、あれ?結局この人、自分の利益しか考えてないのでは?

そんな風に感じたことはありませんか?

私は、人の裏を読み取ろうとする少々面倒なところがあります。ひとりで勝手に妄想しておいて、ひとりで疲れているという…。よく言えば思慮深く、悪く言えば疑り深くてめんどくさい人間です(笑)

仕事ではこの“疑り深さ”でリスクを回避できたこともありましたが、私なりに2周くらい回った結論が出て、こんな人生もまぁ、悪くは無かったので共有します。

結論:状況に応じてプライベートとビジネスの“信じる”を使い分けること。

そうすることで、余計なストレスが無くなり、プライベートもビジネスもより快適に過ごすことができるようになります。

信じるを使い分けるってどういうこと?

もう少し詳しく解説しますね。私は、信じる定義をこのように分けるように意識するようになりました。

【プライベートの場面】
✔相手の誠実さや思いやりを重視し、感情的なつながりを大切にする

【ビジネスの場面】
✔相手が99%で自分の利益しか考えていなかったとしてもそれはそれで良し
✔提案内容が自分にとって有益なら、相手の動機に関わらず活用してみる

今回はビジネスの場面に焦点をあてます。

私の商売哲学は、“相手のメリットも考える”ことが大前提。しかし、悲しいかな、実際にはこちらのメリットなんて1ミリも考えない人も存在します。

とはいえ、今では、その“思いやり”を1%でも感じたのなら、相手の人間性はいったん置いて、まずは「提案の中身」で判断するのもありなんじゃないかな。と、そんな風に思えるようになりました。

時は遡り、私は独立する前、振る舞いが誤解させた部分もあったとはいえ、結果的にタダ働きを散々しておりました。この苦い経験から、テイカー気質、つまり「奪うだけの人」に対しては、即ブロックという極端な行動を取っていた時期があったのです。

そう、テイカーかどうかを見極めるために多くのエネルギーを費やしていたのです。

テイカーの説明

疑心暗鬼な状態で相手をあれこれ探るのって、想像以上にエネルギーを消費します。そう、疑り深い自分に嫌気がさしたのか、私自身が疲れてしまったのです。

そこで、“信じる”ということを意図的にやってみる事に。

信じるということを意図的にやってみた結果

ビジネスが前より楽しくなっています!

これまでの私は「あなたのために」という言葉の裏にある“打算”や“魂胆”を見ようと、ひとりで勝手に疑って疲れていました。
しかし、相手の言葉をそのまんま丸ごとぜんぶ受け入れるようになってからは、感情がよりシンプルになりビジネスがより楽しくなったのです。

(再)注意!!
“商品やサービスを正しく見極める力”が備わっていない段階では、誤った判断をしてしまう可能性があります。慎重な判断を心がけてくださいね。

相手が自分の利益しか考えていないとて、親友や恋人に求めるものとは違いこちらとてビジネスでやっている訳ですから、割り切りの良さも必要だな。と。

何より、打算的な人間も受け入れられるようになり、分かったうえでその提案に乗っかる事ができるようになったことで、ビジネスの可能性が大きくなった気がします。※あくまでビジネスに対してだけです。

それに、今思えば、99%自分さえよければ思考の方も、業績が悪くて、集客できなくて必死だったのだと思います。(→知らんけど!)

ビジネスの場面で、つい疑ってしまうあなたへ。

商品やサービス選びで迷ったときは、まずは提案された商品やサービスの中身だけに集中して選んでみてください。「あなたのためを思って」という感情的な部分はいったん横に置きましょう。

私の経験上、本当に価値のある商品やサービスを提供している人は、誠実な対応をしてくれることが多かったように思います。

逆に、見極めを誤ってしまった自称コンサルタントの方にお願いした際には、何を尋ねてもフワッとした回答で誤魔化され、残念ながら最後の最後まで不誠実なふるまいでした。

というか、質の低い商品やサービスで中身が伴っていないから、ご本人もきちんと答えられなかったのでしょう…(この話は長くなるのでまたいつか^^;)

まとめ

私はただ“信じる”ことを推奨しているわけではありません。この記事まで辿り着いた方は、それなりの知見を持っているので大丈夫だとは思い執筆しております。

頑張っているあなたには、提案された商品やサービスの中身を冷静に見極めて遠回りすることなく成長していただきたいのです。騙されることなくご自身の本業に集中しイキイキしていただきたいのです。

経験を積むと、過去の痛手から相手の言葉や態度に疑念を抱いてしまう事もあるでしょう。しかし過度に疑いすぎると、何より自分自身が疲弊してしまいます。

ことビジネスの場面では、相手を信じて良いか迷った時は、提供される価値に注目して判断する。

この観点をぜひ取り入れてみて下さい。

あっ、プライベートに関してはどうぞご自由に(笑)

この記事であなたのビジネスがより楽しく前向きに進められれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次